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すぐに消え、永久に残る ネット情報、矛盾する“2つの顔”

すぐに消え、永久に残る ネット情報、矛盾する“2つの顔”

 

■□記事抜粋:ITmedia□■

「次回の連載ネタは、インターネットにおける“情報”の残り方について書いてみませんか」と編集担当に言われたとき、「ああ、確かにいろいろ消失してますね」と返答したら「いや、半永久的に残るじゃないですか」と返されてしまいました。

ネットにはどちらの側面もあり、1度発信した情報は半永久的に残りますし、あっという間にきれいさっぱり消失することもあります。今回はそんなネットの特性について、もう一度おさらいしてみましょう。

 

ネットに公開された情報は、あっという間に消失する

ネット上の情報ほど、はかないものはないと思っています。ネットが普及し始めた1990年代のホームページが、今どれだけ残っているでしょうか。ジオシティーズや@niftyなど00年代に全盛期を迎えたWebログサービスも、残念ながらそのコンテンツは見られなくなっています。あの頃の生の情報は、既にほぼ消失しているのではないかと思います。

ブログサービスだけではありません。身近に起こりうる問題では、例えば「短縮URLサービス」が消失してしまうこともあり得ます。Twitterのサービス開始当初はURLを含めて140文字という制限があったため、URLを短くするサービスが多数登場しました。

しかし現在では140文字以上のツイートも実質可能になったので、短縮URLサービスが終了する場合もあります。すると、Twitterの投稿は残っているにもかかわらず、クリックしても目的のページに飛ばないという「情報消失」が起きえます。

これはTwitter関連サービスであり得そうなリスクの1つです。個人的になくなってほしくないのはTwitterで人気の「ふせったー」ですね。ネタバレ防止向けに伏せ字を使える便利なサービスで、映画や舞台、コンサートの感想などに利用している方が多く、万が一これがなくなると多くの生の感想が消失してしまうのではないかと危惧しています。

ネット上にある情報ははかないという側に立つと、もはや自分でブログサービスを立ち上げ、独自のドメインを取得するという、ある程度スキルがある人でないと情報を保全できません。

 

ネットに公開してしまった情報は半永久的に爪痕を残す

反面、ネット上の情報は「1度公開されたら消せない」とも捉えられます。デジタルデータの特徴の1つは「複製が容易にできる」こと。物理的な情報はコピーするのも動かすのも大変ですが、電子的なデータは寸分たがわぬコピーを取れますし、各種情報漏えい事件を見ても分かるように盗まれたことに気が付けません。

SNSで投稿した情報、特に写真や動画はさまざまな方法でコピーされていきます。一度投稿すると永久に残る――これを入れ墨になぞらえてデジタルタトゥーと呼んだりもしますね。

特にSNSにおいては、リツイートやシェア、リポスト、リブログといった表現で、1つの投稿がどんどんコピーされていきます。もちろんこれは各種SNSの重要な機能であり、人と人とがつながるための仕組みですが、万が一拡散されたくないようなネガティブな情報だった場合、この方法を通じて意図せず拡散してしまうことになります。特にこの点に関しては、大人よりもこどもたちが被害に遭うことが多いでしょう。

 

写真だけではありません。テキスト情報であってもそれは検索エンジンにコピーされ、蓄積されていきます。最近ではSNSの投稿を消したとしても「魚拓」と呼ばれるようなアーカイブ記録を元に、議論が進むこともあります。この点に関しては良い面、悪い面もあるとは思いますが、中には揚げ足取りのためだけに魚拓が使われている場合もあるでしょう。

 

今では就職活動の一環で、人事部もSNSのチェックを欠かさないという話もあります。これが「正しい情報」を見ていたとしたら、身辺調査としても指標の1つになるかもしれません。しかし、ネットにおける情報は信ぴょう性が怪しい場合も多いわけで、「正しくない情報が公開され、それがいつまでも残る」という状況は非常に問題ではないかと思います。

ツイート画面を捏造することは意外と簡単です。もし悪意ある人間が投稿してもいないテキストのスクリーンショットを捏造し、その画像をSNSに投稿し、複数のダミーアカウントが拡散したとしたら、ぬれぎぬを着せることも可能でしょう。存在しない悪評がデジタルタトゥーとなって消えないとなると、軽率にネット上の議論に参加するのはあまり得策ではなく、静観することも重要だと私は考えています。

 

結論:ネットの情報は自分でコントロールできない

ネットの情報は、すぐに消えるも真、そして永久に残るも真です。つまり正確には、ネットにある情報は自分でコントロールできないということになります。今でこそ盛況なTwitterやFacebook、Instagramも、いつかはサービスが変わっていきます。だからこそ、Mastodonのように「情報を自分が管理できる」仕組みに注目が集まったのでしょう。

 

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情報源: ITmedia

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