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ネットリテラシーとは何か? その2 実際に起きた事件


たった一枚の写真投稿で人生が狂った。
軽い気持ちで書いた一言で取り返しがつかないことに成った。

未だにこれを「そんな大袈裟な」「そんなの特殊な人達のしたことでしょ?」と思っている人は意外と多いのです。
試しに皆さんも「1枚の写真」「特定」「場所」や「窓の外」「家」「特定」などで検索してみて下さい、その検索先にある内容に驚かされるでしょう。何気なくSNSに投稿したきれいな風景、家の窓から見えました・・・この一枚の写真でかなりの確率で自宅が特定されることが有るんです。

 

何でもない、およそ何処にでも有りそうな河川敷の写真ですが、この写真を見てコレがなんという場所でどの方角から撮影したものか解るでしょうか?流石に解るわけ無いと思いますか?
私が調べた掲示板では、この写真のほぼ完全な場所が写真公開から2時間で特定されていました。Googleストリートビューのアドレスまで公開され、誰でも行こうと思えばこの場所に行ける状態にさえ成っています。もし誰かがあなたの居場所を知りたいと思って、写真をコピーして同じように公開したらどうなってしまうでしょうか?その相手がストーカだったら?ライバル企業の社員だったら?隠しておきたい情報を軽い気持ちで全世界に公開しているかもしれないのです。

では具体的に起きた事例を紹介します。

■アマンダ・トッド事件
2012年10月にカナダ人少女のアマンダ・トッド(Amanda Todd)さん女=当時(15)は自殺した。
理由はネット上での陰湿ないじめとつきまといなどである。

彼女は中学一年生のときにネット上で知り合った男性から、webcamでチャットで「魅力的だね」「綺麗だね」「完璧だね」と褒められて、「胸を見せて」との要求に答えてしまいます。一年後その男性からFacebookのメッセージが届きます、要求はさらにエスカレートしたものでしたが彼女はそれを拒否。すると相手は友人関係、親戚や家族の名前まで知っており脅迫を初めます。さらには彼女の胸を晒した写真を家の周りでばらまいたり、引越し先の学校に彼女の写真を使ったFacebookアカウントを公開したりドンドンと追い詰められていきます。結果的に彼女は多くの友人や安心できる環境を失い、ドラッグやお酒、さらには自傷行為に走り、ついには最悪の結論へと行き着いてしまいました。犯人は逮捕されましたが、この事件は後のネットリテラシー提唱の根本とも成るような事件として今尚多くの情報が世界で公開されています。

■日本新薬社員のハルシオン事件
2011年8月29日の出来事。たった30人に満たない彼女のTwitterでの投稿が、彼女の務める大手製薬会社のコンプライアンスを揺るがすような自体にまで発展する。
当時26歳の彼女は仲間内での飲み会の時、参加者の一人が持っていたハルシオン(効果の強い睡眠導入剤)をお酒に混ぜて飲ませてると発言。
コレに対してなんのため?など問われ「飲み会(泊まり)での悪戯です(笑)てか一歩間違えたらスーフリ並の犯罪なのに… さすがに女子には飲ませてませんでしたが、飲まされてた上司は超しんでましたよ。」と返信。さらに質問者は不快感を表し、彼女も悪ノリでした、削除しますね・・・と対応したのですが実際の削除が手遅れだったのか、Facebookが特定され9月2日にはwebニュースで取り上げられるほどと成っていた。
9月5日には日本新薬のサイト上で「事実関係ならびにお詫び」という文章が掲載された。この文章自体もネット上ではあまり良い評価ではなかったものの、企業として対応の速さは救いであったといえるでしょう。しかしながら当事者の彼女とその関係当事者は社内で処分を受けたとされている。ただ、その処分以上にネット上では実際に彼女の名前は簡単に出てきてしまう「関連ワード」としてほぼ永久に残っていることが最大のペナルティーと言えるのではないだろうか?

■それ以外でもホテルの従業員が有名人利用客カップルについての情報を投稿し、ホテル側が謝罪する騒ぎになった事件が同年に起きている。この場合もTwitterは著名だったが、Facebookの情報と照らし合わされて簡単に個人が特定された。

Twitterといえば

コンビニエンスストアでアイスケースに入って写真撮影→写っていた人物が店舗経営関係者で閉店と成る。

宅配ピサ店舗厨房でシンクに入ったアルバイトの写真投稿→店舗が謝罪

 

宅配ピサ店舗厨房で生地を顔に貼り付けた写真投稿→解雇

 

蕎麦屋の従業員が食器洗浄機の中に入っている写真投稿→解雇、後にお店まで非難の対象と成り閉店に追い込まれる。

 

と言った事件がテレビなど多くのメディアで取り上げられました。

アマンダ・トッド事件、日本新薬社員のハルシオン事件は、本ブログの「ニュース」というコンテンツでも取り上げていますので、詳しい内容を知りたい場合はそちらもご覧ください。

さて、このような事件の加害者、または被害者となった人たちは本当に特殊な一部の人達なのでしょうか?
少なくとも店舗を閉店に追い込まれたコンビニ店主やお蕎麦屋さんのご主人は直接的に何かしたわけではありません。投稿した本人たちも、客観的に見れば度が過ぎる悪戯ですがだからと言ってここまで大きな事件となる内容だったでしょうか?「自分自身が気をつけているから」それだけではネットのトラブルから実を守ることは出来ません。自分の家族や会社の部下、同僚は絶対にこんな事はしないと確信を持って言えますか?いつ何処で、どんな形で巻き込まれるかわからないのです。

ではどうやってネットのトラブルから身を守るのか?
次の記事で書いていこうと思います。

こちらの本にその他の事例なども載っています。
ご興味の有る方は是非読んでみて下さい。

「うっかり」ではすまされない!
顧客情報が社員個人のケータイから簡単に漏れ出し、社員やアルバイトによる”Twitter放言”で企業は謝罪に追い込まれる時代。あなたの身にも降りかかる、ソーシャルメディア時代特有の”炎上”トラブル30事例を取り上げ、パターン別に解説します。

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